小児矯正|宮崎市にある歯医者【加納歯科】

小さいうちから矯正治療を行うメリット

子どもの歯並びや噛み合わせを整える矯正治療は、小さいうちから始めることで多くのメリットがあります。小児矯正では顎の成長を正しい方向に導くことができるため、永久歯がきれいに生えるためのサポートを行います。

早い時期に治療を開始することで、このような効果が期待できます。

  • 顎の骨が柔らかく成長中のため、歯が動きやすい
  • 永久歯が適切な位置に生えるスペースを確保できる
  • 抜歯をせずに矯正ができる可能性が高い
  • 歯並びが整うことで虫歯や歯周病のリスクを下げる
子供

例えば、小児矯正ではお子さまの発育に合わせて顎の骨を広げる装置を使い、永久歯を並べるためのスペースを作る治療が可能です。
この治療は「床矯正」と呼ばれ、顎の骨が成長中のお子さまのうちにしか行えません。その結果、歯を動かすスペースを確保するために健康な歯を抜く必要がある大人の矯正治療と比べ、抜歯のリスクを回避できる可能性が高まります。

また、歯並びが整うことでお口のケアがしやすくなり、虫歯や歯周病のリスクを抑えることにもつながります。さらに、正しい歯並びは発音や咀嚼機能の向上に加え、お顔全体のバランスを整える効果も期待できます。お子さまの自信にもつながり、心身ともに健やかな成長をサポートするというメリットもあります。

お子さまの歯並びや噛み合わせについて気になることがございましたら、ぜひ当院へご相談ください。

子どもの矯正を始める時期はいつがいい?

子どもの矯正治療の開始時期として最適なのは8歳〜9歳頃、小学3年生から4年生の間です。この時期は永久歯が生え始め、顎の成長を利用して歯のスペースを確保することができるので、抜歯をせずにきれいに歯が整えられるというケースがあります。

ただし、お子さま一人ひとりの成長には個人差があるため、実際の治療開始時期は歯科医師との相談の上で決定します。早めの診断と適切な治療計画が、お子さまの健やかな口腔の発達につながります。

子どもの矯正治療は年齢や時期などで分かれます

1期治療

1期治療の内容

1期治療とは、乳歯と永久歯が混在している時期に行います。この治療では、主に顎の成長を利用し、永久歯がきれいに並ぶための土台作りをします。

治療としては先天的問題、歯の生え方、悪習癖の改善などを目的に行います。

治療のメリット

できるだけ抜歯をせずに、顎の成長を利用して歯の生え方を誘導します。

1期治療の対象

上下の前歯4本が永久歯に変わったタイミング、一般的には8歳から9歳が治療開始の目安です。

しかし歯の生え方は個人差が大きいため、お子さまの成長によって判断します。

1期治療が終了後、必要があれば2期治療に移行することもあります。

2期治療

2期治療の内容

すべての永久歯が生えそろった後に矯正を開始します。いわゆる成人矯正と同じ治療法です。

2期治療では、永久歯の歯並びや噛み合わせを整えることを目的とします。主にワイヤー矯正などの装置を使用し、細かな調整を行い、歯並びを並べていきます。

2期治療の対象

すべての歯が永久歯に変わっている方は、2期治療となります。

年齢や歯並びにより1期、2期治療のどちらかだけの場合と、どちらも必要な場合があります。

当院の取り扱う小児矯正治療

リンガルアーチ

リンガルアーチは、主に歯の裏側に装着する矯正装置です。金属製のワイヤーで作られています。また固定式の装置のため取り外しが不要であり、紛失や装着忘れの心配がありません。

乳歯が早く抜けてしまった場合や永久歯が生えるためのスペースを確保する必要がある場合に使用します。例えば、奥歯が前方に移動しないように固定することで、他の歯が正しい位置に並ぶのをサポートします。

リーガルアーチ

メリット

・裏側に装置があるため目立たない

・生えかわりの途中でも使用できる

・部分的な歯のアプローチに向いている

デメリット

・自分で取り外しができない

・歯磨きがしにくい

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、歯にブラケットと呼ばれる小さな装置を取り付け、そのブラケットにワイヤーを通すことで歯を動かしていく治療法です。歯1本1本に力を加えることができるので、精密な調整ができ理想的な歯並びにできます。

当院のブラケットの種類はメタルやセラミックなど、ご要望に応じてお選びいただけます。

矯正歯科

メリット

・適応症例が多く、どのような歯並びでも対応できる

・細かい調整ができ、歯を効率的に動かせる

デメリット

・装置が表にあるので、目立ちやすい

・調整直後は歯に違和感が出ることがある

床矯正

床矯正は、取り外し可能な装置を使用して顎の骨を広げることで、歯列を整える治療法です。主に成長期のお子さまを対象としており、永久歯が生えるためのスペースを確保することを目的としています。そのため基本的には抜歯を行いません。

装置は夜間や日中の決められた時間に装着するため、お子さま自身や親御様の協力が必要です。

メリット

・抜歯をせずに歯をきれいに並べられる

・取り外しができるため、食事や歯磨きがしやすい

・歯を動かす痛みが少ない

デメリット

・自分で装着するため、装着時間など自己管理が必要

・装置を付けなければ後戻りすることがある

小児矯正治療の流れ

無料相談

まずは、お子さまの歯並びや顎の状態について、無料でご相談いただけます。この段階で、矯正治療の必要性や適切な開始時期についてアドバイスいたします。

ヒアリング

検査精密検査

精密検査ではレントゲンやセファログラムの撮影、光学式口腔内スキャナー、口腔内写真の撮影を行います。

この情報をもとに診断と治療計画を立てます。

矯正治療中は虫歯のリスクが高くなるため、その検査も事前に行います。

所要時間は1時間程度です。

歯科用CT

治療計画のご説明

検査結果をもとに治療プランを作製して、お口の状態や治療内容・検査から1週間後を目安にご来院いただきます。

検査結果をもとに具体的な治療計画をご説明いたします。治療期間、費用、注意事項、予想される結果などについて、わかりやすくお伝えします。

ご提案した内容に同意していただければ、矯正治療を開始します。

もし虫歯がある場合は、事前治療を行いますのでご了承ください。

治療の説明

事前治療

事前検査で虫歯が見つかった場合は治療をします。 治療の回数は、虫歯の本数や進行度合いにより異なります。

歯磨き指導

矯正治療中は歯磨きが難しく、虫歯のリスクが上がります。お口のトラブルを防ぐには、ご自宅での丁寧なセルフケアが重要です。仕上げ磨きを親御様にしていただくので、一緒にブラッシング指導を受けていただきます。

歯磨き指導

装置の装着

歯をクリーニング後、装置を装着していきます。

上下で分けて装着するので1回1時間、2回の来院が必要です。

ワイヤー矯正

月に一度の定期健診

矯正期間中は1カ月に1回来院します。装置の調整や、クリーニング、フッ素塗布を行います。

定期的にお越しいただくことで、矯正の経過もスムーズに進みます。当院のスタッフも一緒になってサポートいたしますので、頑張りましょう。

定期健診

矯正装置の取り外し

きれいに歯が並んだら、矯正装置を取り外します。

後戻りを防ぐためのリテーナー(保定装置)を作成するために、型取りを行います。

歯

保定期間

リテーナーの型取りから約2週間後を目安にご来院していただきます。

装着方法や注意事項についてご説明し、リテーナーをお渡しします。

装置は自分で取り外しが可能で、装着時間をしっかりと守りましょう。後戻りをしてしないように親御様の協力もお願いしております。

保定期間が終了しても、お口の健康を守るために、3カ月に1回の定期検診をご提案しています。

マウスピース